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5月の蒸機列車運行が近づいてまいりました [活動報告]

九州地区で発生している地震災害に被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

さて、5月のゴールデンウイークも近づいてまいりました。
まきば線では後半の5月3日・4日・5日に蒸機列車の運行を行います。
客車として使用しているフラットカー1501に、今回の運行からあたらな座席と屋根が取り付けられることになり、着々と作業が進んでおります。まきば線ならではの開放感を損なわず、かつ多少の雨でも快適にご乗車いただけるよう設計・施工されております。
ぜひ皆さまのお越しをお待ちしています。
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座席・屋根取り付け作業が進む1501

まきば線に新たな車両登場! [活動報告]

1月24日の昼食後のことでした。代表幹事のT田さんが「さ~、お披露目かたがた試運転しよっかな~」と客車庫に向かいました。しばらくするとディーゼルエンジン音も高らかになんともゲテモノ感が漂うナゾの車両が姿を現したのでした。
その“ナゾ車両”はそのままするすると、まきば線本線に向かっていきます。
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ヤードからナゾの車両を引っ張り出してきたT田さん

後部には簡易連結器を備え、なべとろ1両をぶら下げています。そのまま午後のまきば線に入って行きます。
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木橋を渡る“ナゾの車両”

この車両、外見からもお分かりの通り、もともとは鉄道車両ではありません。ゴムタイヤがついていたダンプカーで、8つのタイヤがついていたことから羅須では「8輪ダンプ」と呼ばれた建機車両でした。
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まだゴムタイヤを履いていた頃の“8輪ダンプ”

事の起こりは保線作業での線路への砕石散布でした。まきば線の砕石散布には主になべとろが使用されていました。しかしなべとろはその構造上、線路中央部への砕石散布が行いにくく、豊N保線大臣からT田さんに「線路中央部へ散布できる車両とか作れないですかねぇ」と相談されていたようです。
“8輪ダンプ”も8つの低圧ゴムタイヤを装備しており、砕石や土砂の運搬等に活躍してきましたが、ゴムタイヤが小径だったこともあり、あまり入り組んだところへは入りにくく、思ったようには砕石散布ができないこともありました。
そこでT田さん、保線大臣の要望を叶えるべくいろいろ熟慮を重ね、たどり着いた結論が“8輪ダンプ”の鉄道車両化だったのでした。
“鉄道車両化”といっても、何かの時にはすぐにゴムタイヤに戻せるようにと、改造部分は最小限に抑えられています。もともとのフレームの下に軸箱受けが設置され、タイヤがついていた駆動軸にスプロケットを取り付けて、チェーンで鉄道用の車軸に動力を伝えています。そのため前後進やギアチェンジなどの操縦方法は“8輪ダンプ”のままです。上回りは無改造ですので“8輪ダンプ”のときと同様に荷台のダンプも可能です。
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もともとの駆動系を生かした下回り

しかし、無理やり鉄道用車輪を取り付けたこともあってかなりの腰高で、しかもまだステップも未設置なため運転台に乗り込む際にはよじ登る必要があります。
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“ナゾ車両”はかなり腰高

この日はまきば線本線でひとしきり試運転した後に、線路状況のより過酷な“ウエストライン”に入線してサスペンションの動きを観察することになりました。
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“デッドウエイト”を乗せサスペンション試験中の“ナゾ車両”

本線に比べ、軌道のねじれが大きいウエストラインでは、場所や荷重によっては車輪が浮き上がる問題が露見したものの、とりあえずの使用には問題なさそうなことも確認され、無事(じゃないけど)、まきば線の仲間に加わったのでした、今後、保線作業などでの砕石散布に活躍が期待されます。

ちなみに「発注者」の豊N保線大臣は、どうやらJRで使用されているホキ車のようなものを考えていたようで、この“車両”を見て「俺が思い描いてたのはこんなんじゃない!」と言ったまま絶句したそうです。
とはいえ、なべとろ1両をぶら下げてまきば線を往く姿もなかなか悪くない雰囲気です。
まだ出来たばかりで番号も名前もありませんし、かなりゲテモノ感が漂う車両ですが、新たな仲間ということで今後よろしくお願いします!
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ポッターが池袋にやってきた!! その3 [活動報告]

26日の夜遅くまで続いた忘年会もなんのその、翌27日も池袋駅前展示運行は行われます。
火を入れるに当たって、まずは煙管を掃除して昨日の煤を落とします。
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まずは火入れ前にボイラーの煙管掃除から

10時から始まった運行は、昨日にも増して注目を集めてました。前日に『池袋鉄道模型芸術祭』がテレビのニュースに紹介されたそうで、鉄道趣味人の方々のみならず、鉄道好きのお子さんを連れた家族連れなどたくさんの方々が池袋西口広場にお見えになりました。
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この日もポッターは注目の的!

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たくさんのカメラの砲列が!

ポッター珈琲登場!
この日は午前中はよく晴れていたのですが、午後から雲が出てきて気温も下がってきました。何か暖かい飲み物でもほしいところです。そこで代表幹事T氏が「よし、ポッター珈琲をやろう!」と声を上げます。
プラコンテナにポッターの蒸気で温めたお湯を張り、そこに缶コーヒーを投入して温めます。
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蒸気機関車の蒸気で温めた“ポッター珈琲”も販売!

せっかくですので1本100円で販売したところ、すぐ近くのコンビニでレギュラー珈琲を販売しているにもかかわらず、“蒸気機関車で温めた”というのがポイントになったようで、 物好きな ご理解あるギャラリーの皆さんにも多数お買い上げいただきました。これもカレンダーなどの売上と合わせてまきば線の車両・線路維持に活用させていただきます。お買い上げの皆さん、どうもありがとうございました。

気が付くと日は西に傾き、夕暮れが迫ってきました。楽しい二日間ももう残りわずかです。
10時から始まった展示運行も16時で終了となります。拍手の中最終運行を終えると、早速撤収作業が始まります。まずはポッターの火を落としてボイラーの中の罐水をブローします。
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いよいよ運行も終わり罐水放出

高温・高圧の罐水はボイラー下部のブローバルブから排出されたとたん、一瞬にして蒸発して蒸気となり、ポッターを白く包みます。
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ブローした蒸気に包まれるポッター

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蒸気機関車のブローシーンに多数のカメラも反応中

撤収作業を終えて今日中に成田に運び込まなければなりませんので、線路の撤収作業も同時並行で取り掛かります。敷設したときと同様に線路を軌框にばらして撤去していきます。
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運行終了とともに線路も撤去

トラックを乗り付けてどんどん線路を積み込みます。
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撤去された線路が積み込まれる

線路がひと段落すると続いて車両の積み込みです。搬入時と同様、手際よくポッター・なべの順番で積み込まれていきます。
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続いてポッターとなべもトラックに

最期に車両が載っていた線路、そして残った石炭や工具類を積み込んで、運行終了からわずか1時間40分後には車両と線路を積み込んだ“羅須機動部隊”が池袋駅前広場を出発します。
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池袋駅前広場を去るポッター

その後“羅須機動部隊”は一路まきば線に向かい、すべての資材を降ろして、某軌道工事会社にお借りしたトラックを返却したのは21時40分のことでした。

今回は久しぶりにまきば線を飛び出して、“あの”池袋駅前で蒸気機関車を、しかも石炭を焚いて運行するという前代未聞のイベントとなりました。
このようなイベントを、事故やクレームもなく無事終了することができたのも、主催の『日本鉄道模型の会』の皆さんをはじめ、暖かいご理解のもとご協力いただいた近隣の方々、そして遊びにおいでいただいた皆さんのご理解のおかげと感謝しております。どうもありがとうございました。
また、運行やグッズ販売のみならず、鉄道連隊もかくやの迅速な敷設・撤去の腕前を発揮された羅須地人メンバーの皆さん、お疲れ様でした。

この運行を終え、2015年の羅須地人鉄道協会の活動も無事終了いたしました。
去り往く2015年は、コンクリート枕木導入を始めさまざまな進歩が見られた一方で、当会の創設者でもあった青山東男氏がご逝去されるなど、当会にとっても激動の1年となりました。
来る2016年も私たちにできることを一つ一つ積み上げて、理想の鉄道情景の具現化に向けてまい進していきたいと思います。
今後とも皆さんのご支援のほどよろしくお願いします。

それでは皆さん、よいお年を!

ポッターが池袋にやってきた!! その2 [活動報告]

身軽な車体のポッターは、これまでも接阻峡温泉や東京ビックサイト、NHK放送センターのスタジオなどあちこちで出張運転を行ってきました。今回も是非にとのお誘いをいただき、『第1回池部区と鉄道模型芸術祭』に参加させていただくことになりました。
しかし、その運行場所がなんと池袋の駅前! 都内有数の繁華街で石炭のけむりモクモクさせたり汽笛鳴らしてだいじょうぶなの?という不安もありましたが、主催の「日本鉄道模型の会」Hさんからは「全部根回し済みなんでまったく問題ないです!」との心強いお言葉。
出展決定から約半年ほどの準備ののち、12月26日・27日の本番を迎えました。

前日にまきば線でトラックに組線路約40m弱とポッター、なべとろ、そして石炭、薪、油そのほか運行に関するもろもろを積んでおきます。そして当日の早朝には線路を積んだトラック、車両を積んだトラック、そして先導のワゴン車3台の“羅須機動部隊”が池袋を目指しました。
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早朝から池袋へ向かう羅須機動部隊

到着から設営は前回お伝えしたとおりですが、到着から線路敷設まで約1時間、蒸気機関車の運行開始まで約3時間の迅速な展開ぶりとなりました。

ビルに囲まれた繁華街に響く汽笛の音に誘われてか、運行中はポッターの周りにはいつも人だかりができていました。またご家族連れにはポッター運転台での記念写真撮影、汽笛の吹鳴体験などを行い、蒸気機関車の姿だけでなく、音、におい、ぬくもりまで感じていただいたようでした。
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ポッターの周りにはいつも人だかりが!

また、線路横の特設テントでは、まきば線2016年カレンダーやポストカードセットに加え、南軽出版局さんのご協力で各種関連書籍の販売も行い、たくさんの皆さんにお買い上げいただきました。
今回の売上やカンパは、まきば線の車両や線路の維持改良に活用させていただきます。お買い上げいただいた皆さんどうもありがとうございました。
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特設テントでは関連グッズ販売も

まきば線と異なり、ただの通りすがりの方も多く、突然のけむりや汽笛に驚かれている方もいらっしゃいましたが、Hさんの根回しのおかげか大きなクレームもなく、多くの方々にポッターと私たちの活動を知っていただくことができました。
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駅前広場に響く汽笛に通りすがりの人もシャッターを

日も暮れたころにはそろそろ店じまいです。当初の予定では16時終了予定でしたが、30分ほど延長して16時30分頃まで運行し、その後、火を落として蒸気を抜いて店じまいです。
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汽笛用配管から蒸気を放出

そのまま周囲をシートで包んで明日に備えます。作業を終えた羅須地人たちは2016年の大忘年会へと池袋の街へと向かったのでした。
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まるで閉店後の屋台のようなポッター

まだ続きます。

ポッターが池袋にやってきた!! その1 [活動報告]

歳も押し迫った土曜日の朝7時、池袋西口駅前広場に怪しい積荷のトラックがやってきました。
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早朝の池袋駅前にアヤしいトラックが!

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その後ろには、さらにアヤしい積荷のダブルキャブトラックが続く…

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その積荷はなんとポッター!(+なべ)

広場に着くと、トラックに乗っていた男たちだけでなく、周囲で待ち構えていた男たちも合流し、トラックの荷物を降ろし始めます。最初のトラックの積荷は線路。広場の一角にシートを敷くと、その上に線路をおろし始めたのでした。
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最初のトラックには線路が!

さらに線路をおろし終わると、続いてその上にポッターが降ろされます。
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池袋のまんなかで宙を舞うポッター

輸送の都合で屋根がはずされていましたが、ご心配なく。ちゃんと線路と一緒に持ってきていますので、早速取り付け作業。
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線路と一緒に持ってきた屋根が取り付けられます

その間にも、線路班は持ってきた線路をどんどん敷設していきます。
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汚損防止用シートの上に線路が並べられます

レールと枕木が一体化したいわゆる“軌框(ききょう)”という組線路状態になっており、1本約5.5mを8人で持ち上げ、所定の位置に次々と配置していきます。
もちろん、レールの狂いは“保線大臣”が見逃しません。しっかりと“拝見”します。8時過ぎには33mの線路がほぼ完成しました。
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どんな線路でも歪みは許さない保線大臣

一方のポッターも着々と準備が進みます。
屋根がついたら続いてボイラー・水タンクへの給水、そして到着から1時間20分後の8時20分にはポッターの罐に火が入りました。8時50分には石炭が投入され、ビルに囲まれた繁華街、池袋駅西口に石炭のけむりがもうもうとたなびき始めたのでした。
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ポッターの煙突から石炭の黒煙が!

続きます。

蒸機鉄道体験学習会開催! [活動報告]

0012071.jpg<まきば線機関庫に元気な小学生が集合!>

さる11月26日(木)、毎年恒例となった蒸機鉄道体験学習会がまきば線で開催されました。
今年も近隣の小学校から4年生の生徒さんたちがまきば線機関庫に来場、蒸気機関車の走る鉄道を直に見て触って感じてもらいました。
火の入った蒸気機関車体験のほか、羅須地人らしく軌道工事体験の「線路班」、トロッコ遊びの「トロッコ班」などのグループに分かれてまきば線をじっくり体験してもらいました。

当会のT代表幹事からは「ここは、私たちが趣味でつくった鉄道です。趣味ということは、遊びです。遊びでも大人になって本気で取り組んでいると立派な鉄道ができることがあります」と、趣味を持つことの楽しさをアピール、トロッコ少年・少女の育成にも余念がありません。
また、「みなさんのおじいちゃん、おばあちゃんと同じくらいの年齢の機関車がありますが、スクラップになって壊されるところを救出して、使えるように直しています」と説明したところ、担任の先生からは「今の子は、壊れると捨ててしまうし、何かやろうとすると、めんどくさいとか疲れるといって前に進めない子がいるので、すごく良い話でした!」とお褒めの言葉もいただきました。
ちょっと変わった体験学習ですが生徒の皆さんにも「本気の遊び」の楽しさを感じ取ってもらえたようで、対応した羅須地人の面々にとっても充実した体験学習会となりました。
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車椅子の生徒さんも一緒になって“トロッコ遊び”

本線改修作業完成! その7 [活動報告]

前回の続きです。

デルタ線から取り外したレールを新規敷設区間に運び込み、コンクリート枕木に締結します。
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新規敷設区間に運び込まれる旧デルタ線レール(2015.6.7)

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コンクリート枕木に締結される(2015.6.7)

コンクリート枕木はその重さゆえに動かすのも一苦労です。またレールとの締結も犬釘ではなく、枕木から生えているピンや爪で固定されるため、これまでのまきば線レール敷設作業とは異なる部分も多くなっています。そこでこの作業に当たってコンクリート枕木導入の発案者T田氏により、さまざまな工具や治具が用意されていました。これらの道具を使うことにより、少人数でも作業が可能になっていたので、作業に当たった羅須地人たちからは「一人でできるもんセット」と呼ばれていました。この「一人でできるもんセット」とユンボなどの動力機器を活用して、この日の作業で、高規格の本線に平行して延びるもう1本の高規格軌道が姿を現してきました。
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コンクリート枕木の白さが眩しい高規格軌道!(2015.6.7)

続いての作業は6月20・21日。
さらに延長してガラスハウス前の乗り場を目指します。撤去したデルタ線から再利用可能な枕木を選び出し、前回敷設した区間の先に並べます。
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再利用される旧デルタ線枕木(2015.6.20)

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乗り場手前の分岐器まで並べられた(2015.6.20)

乗り場手前の分岐器につながるように枕木が並べられました。さらに剥がしたデルタ線からのレールを乗せるとおのずと線形が見えてきました。
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とりあえず枕木に乗せられたレール(2015.6.20)

その後、レールがスムーズにつながるように長さと曲率を調整して、この週末の作業終了時点でとりあえず外周側のレールは繋がったのでした。
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外周側のレールが繋がった(2015.6.21)

まだ続きます。

本線改修作業完成! その6 [活動報告]

前回からの続きです。

翌日の4日も蒸機運転終了後から線路敷設作業が再開され、前日の踏切の先にさらに線路が延ばされます。まずは線路の延長線上に枕木が配置されていきます。
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敷設予定線上に枕木を配置、
灰色のはコンクリート枕木、茶色のはなんと樹脂枕木!(2015.5.4)

この区間ではなんと樹脂枕木が登場です。この区間は踏切が移設される予定となっており、一度踏切として道路まで施工してしまうと枕木交換も大変になります。そのためメンテナンスフリー化を図るために樹脂枕木を使用することになったものです。確かにお値段は高めですが、枕木交換のために消費される時間を考えると結果的にこちらのほうが効率的だという判断がなされました。
コンクリート枕木と樹脂枕木が混在する高規格軌道ということで、ますます2フィートゲージの軽便鉄道保存団体とは思えない光景です。
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緩やかなカーブを描いて並んだ樹脂枕木とコンクリート枕木(2015.5.4)

その後、6月初旬には乗り場側の作業も進みます。乗り場から分岐してデルタ線を形成していた部分を改修して今回延長中の軌道に接続しようというものです。
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西側に続き撤去される南側の旧デルタ線(2015.6.7)

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撤去された軌道跡のすぐ先にはコンクリート枕木の列が…(2015.6.7)

デルタ線を形成していたレールは剥がされて新線区間に転用されます。カーブの曲率はジンクロで修正です。
ちょうどジンクロ作業を見ていた“小さなお客さん”、どうやら「保線の血」が騒ぐらしく、作業に飛び入り参加する一幕もありました。お母さんはハラハラしながら見守っていましたが、幼児にしてこの作業に興味を持つとは将来が有望です。あと15年位たったらまた遊びに来ていただきたいものです。
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“I船長”の指導の下、ジンクロを操作する将来有望な幼児
(通りすがりのお客さんです)(2015.6.7)

まだ続きます。

本線改修作業完成! その5 [活動報告]

前回からの続きです。

ヤード入り口部分の改修工事が終わり、ホハ5が本線に出られるようになりましたが、工事はまだ終わっていません。1番線が本線として開通したものの、2番線・3番線はまだ途切れたままです。
そこで蒸機列車運行期間でもある5月3日から5日にかけても工事が続けられています。

5月3日の午後から2番線の延長作業が始まりました。
2番線のうち、改修しなければならない部分の軌道はすでに撤去されています。そしてこの日の工事に先駆けて保線大臣豊N氏の指導により、コンクリート枕木と15kg/mレールを組み合わせた10mの軌框が用意されていました。保線大臣が普段本業で実施しているサブロクゲージの軌道工事と同様の工法で、この軌框を2番線の先に接続するというのです。
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総重量は約2トンの2フィートゲージ軌框(2015.5.3)

3日の営業列車終了後、いよいよ延長工事が始まります。
用意された軌框を延長位置まで運ばなくてはなりません。しかしこの軌框は2フィートとはいえ重量が2トンほどもあり、もはや人力での運搬は不可能です。そこで助っ人にゆめ牧場さんのミニユンボが登場です。軌框にワイヤーをかけて運搬します。
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ゆめ牧場さんのミニユンボ登場!(2015.5.3)

もちろん、この重さではミニユンボ1台でも荷が重過ぎます。さらに当会所有のミニユンボも登場して2台で敷設位置に移動させます。コンクリート枕木の軌框に響き渡る2台のユンボのエンジン音、もはやアマチュアの保存活動とは思えない光景が広がります。
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さらにもう羅須のもう1台のミニユンボも参戦!(2015.5.3)

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2台が力を合わせて所定の位置まで軌框を移動(2015.5.3)

今回の工事区間には踏切があり、そこはゆめ牧場さんのトラクター遊覧も通行するルートになっています。夕方から始まった作業ですが、明日朝の時点で踏切が通行可能になっていないと、ゆめ牧場さんの明日の営業にご迷惑をおかけしてしまいます。ですので、踏切部分が通行可能になるまでは作業を終えるわけにはいきません。日が暮れた後も投光器を設置して作業が続きます。
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作業は日が暮れても続く(2015.5.3)
 
まずはユンボとバールを駆使して軌框の位置決めを行い、改修しない部分の軌道の先にレールを接続します。そして砕石を入れ、道床を造ります。さらに踏切となる道路との交差部分には砕石が入った土嚢を敷設します。この砕石入り土嚢を使った工法も保線大臣豊N氏直伝であり、サブロクの保線現場でもよく使われる方法だそうです。
今回は線路の間にこの土嚢を詰め込み、道路としての通行を確保します。
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交差部分の仕上げとして砕石土嚢袋を踏切に敷設(2015.5.3)

日中の蒸機列車運行後に夕食も摂らずに開始されたこの作業、ようやく道路が通行可能になったのは、3日夜8時過ぎのことでした。
心地よい疲労感や充実感とともに、羅須地人たちは意気揚々と冷えたビールの待つ罐猫軒宴会場へと引き上げていったのでした。
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仮復旧の踏み切り前で作業完了を喜ぶ羅須地人たち(2015.5.3)


まだ続きます。

本線改修作業完成! その4 [活動報告]

前回からの続きです。

5月の蒸機列車運行日でもあった5月4日、高規格化が完了したヤード入り口部分、本来の目的どおりに木造客車が通過可能かの入線試験が行われました。

早朝6時前から起きだしてきた羅須地人たちによって、ホハ5に1501を繋げた試験編成が用意され、103号機を先頭にヤードから出てきます。
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無事ヤードから本線に出てきた試験編成(2015.5.4)

試験編成は「事務局長ポイント」を廃して緩やかになったヤード入り口からスムーズに本線に出てきました。そのまま乗り場へのカーブに入って行きます。
過去、ホハ5改軌直後にまきば線本線へ乗り入れた際、ヤードの入り口はやや無理やり通過したものの、この区間はどうしても通過することができず本線を1周することは叶いませんでしたませんでした。今回の線形変更でようやく本線周回できることになります。
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乗り場へ向かうカーブへと入線(2015.5.4)

羅須地人たちがデッキで見守るなか、ホハ5は当線最急カーブをゆっくりと通過していきます。そして早朝6時半頃、試験編成は無事この区間を通過し、羅須地人たちの拍手と歓声がまきば線に響いたのでした。
あとの区間は過去に通ったことがありますので、ここを通過してしまえばまきば線1周も目前です。103号機は軽やかに乗り場を通過しオメガカーブにかかります。羅須地人たちにも楽観ムードが漂います。

…ところがなぜか試験列車はこのオメガカーブ半ばでストップしてしまいます。
羅須地人たちから笑顔が消え、原因を探しに下回りを覗き込みます。
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オメガカーブでなぜか停止(2015.5.4)

どうやら、以前通過したときよりオメガカーブの曲率がきつくなっていたらしく、ホハ5の台車首振り限界を超えていたため、停止してしまったようでした。
保線大臣によると、このオメガカーブはまきば線本線でももっとも低い位置にあり、少しづつ重みで本線エンドレスの歪みが集まってきてしまったのではないか、とのことでした。

この日は蒸機列車の営業運行日でもあり、その準備のため時間切れとなってしまい、試験列車はヤードへと戻っていきました。しかし、この日の日中、保線大臣の音頭のもと羅須地人戦隊バールマンたちの活躍によってオメガカーブの歪みも修正され、ホハ5は無事オメガカーブも通過したのでした。

まだ続きます。