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6号機、トラブル発生! [活動こぼれ話]

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営業列車の先頭に立つ6号機
あんなトラブルが発生するとはこのときは知る由もなかった…

それはゴールデンウイークの蒸機列車運行日2日目、5月4日午後のことでした。機関庫付近にいた運転指令に、営業列車を牽引する6号機の機関士から無線連絡が入りました。
「こちら6号機、運転指令とれますか?」
このとき運転指令をしていた事務局長は、乗り場に停車中の営業列車を確認しつつ無線に応答します。
「はい、こちら運転指令、6号どうぞ」
通常、機関車から運転指令に無線連絡がある時は、ほとんどが給水給炭の依頼なので、今回もそうかなと思っていると、とんでもない連絡が飛び込んできました。
「焚口扉が外れましたぁ~!」

焚口扉というのは、ボイラーの石炭を投入する焚口についているフタのことで、通常、取り外せるようにはなっていません。混乱した事務局長は聞き違いかと思い、再度6号機に連絡をとります。
「え~っと、すいません、もう一度お願いします」
しかし6号機から帰ってきた答えは…、
「もう一度繰り返します、焚口扉が外れました!」

なぜ焚口扉が外れたのか、今どうなっているのか、営業列車は走行可能なのか、さまざまな疑問が渦巻く中、救援機関車を手配するか確認すると、6号機機関士からは
「なんとかこのままヤードまで戻りますので、そこで機関車交換お願いします」
とのこと。状況がよくわからないまま、バックアップ機のポッターに緊急出動要請を行い、機関車交換の準備を行います。

機関庫前から遠目で見る分には、全く異常を感じさせず乗り場を出発した6号機は、約5分後、そのまま機関庫前の“駅”に滑り込んできました。直ちに営業列車の牽引をポッターと交替、営業列車はそのまま出発し、6号機は機関庫に戻ってきたのでした。よく見ると、外れた焚口扉を機関士が火かき棒で押さえながらの帰庫でした。
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外れた焚口扉を火かき棒で押さえる機関士

機関庫に戻った6号機をよく確認してみると、焚口上部で扉を支えている蝶番と焚口扉の溶接がはがれてしまったようです。早速、ボイラーから蝶番が取り外され、焚口扉と共に機関庫内に持ち込まれます。
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6号機と外れた焚口扉

機関庫内のの作業スペースにはトラブル発生の連絡を受け、準備万端整えたメンバーが待ち受けており、あっという間に外れた部分を溶接します。溶接部分が冷える間もなくボイラーに取りつけたら修理完了。F1のピット作業かと思われるような連携プレーで、その間わずか5分!
焚口扉さえ直れば、6号機には他に問題はなく、すぐに運用復帰ということになります。早速、すぐに営業列車牽引の任務に就くため、本線へと向かっていったのでした。結局、救援機関車として少なくとも2~3周、場合によってはそれ以上を覚悟していたポッターもわずか1周で交代、機関庫に戻ってきました。

今回のトラブルは、予想外のトラブルに冷静に対応した6号機の機関士・機関助士、緊急出動に直ちに対応したポッターの機関士、壊れた部分をただちに補修した機関庫メンバーなど、羅須地人メンバーの現場対応力により、あっという間に解決しました。一方で、これまでもボイラーや走行装置、ブレーキなどは始業時にきちんと点検していましたが、まさか焚口扉が壊れるとは思っておらず、やはり古い機械だけにトラブルはつきものであるということを実感しました。
今後、安全運行のためにも、より一層の整備・点検の充実が必要だと再確認した出来事でもありました。


さて、話は変わりますが、今週末の28日・29日は蒸気列車運行日です。
例年、この時期の蒸機列車運行は、梅雨入り前の好天に恵まれ、なおかつゴールデンウイークほど混雑もせず、まきば線をお楽しみいただくには絶好の季節です。天気予報を見ると、お天気が微妙そうですが、お天気が悪ければ悪いなりの楽しみ方もあります。ぜひ皆さんのお越しをお待ちしております。
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昨年5月末の蒸機列車運行

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